医療事務資格の種類一覧(未経験者向け)

医療事務の資格って調べだすとどんどん出てきますよね。
それも似たような名前の資格ばかり。

いったいどの医療事務資格を取れば良いの?
ということですが、初心者が医療事務資格を狙うのであれば、ポイントは医療事務の業務全般が問われる試験であることくらいです。

公益財団法人の日本医療保険事務協会が主催する「診療報酬請求事務能力認定試験」以外は、医療事務の資格は医療機関でそれほど評価されていませんし資格による違いも残念ながら認識されていません。

約40年の歴史がある一般財団法人日本医療教育財団の「メディカルクラーク」や、同じく約50年の歴史がある株式会社技能認定振興協会の「医療事務管理士」に合格して履歴書に書いたとするなら、

「で、これは何を学べる試験?」

と面接で聞かれることを想定しておきましょうね。

医療事務資格は必要ないの?

「結局、医療事務資格って必要ないの?役に立たないのでは?」

と思われれる人も多いでしょう。

確かに、医療事務資格に合格したら、就職が簡単に決まると思うのは間違いです。
また、医師試験のように合格者でないとしてはいけない業務などもありませんので、資格を取っていなくても、医療事務として働くことはできます。

ですが、医療事務は女性に人気の仕事です。

求人も安定し、経験者が優遇されるので年齢を重ねたり、結婚や出産・育児によって仕事を離れてていても再就職しやすいことなどが魅力です。

「経験者が優遇されるなら未経験者は無理では?」
と思われるかもしれませんが、誰でも最初は未経験者です。

また、経験者優遇と言うことは、最初は厳しいですが将来あなたが経験を積んだ時には未経験の人より有利な立場に立てるということです。

それとも、経験を重ねても未経験の新人と同条件で求人を取り合う仕事が良いですか?

ですから、最初はパートでも、アルバイトでもまずは医療事務の仕事について経験を重ねることが大事です。

そのための一歩として、医療事務の資格は取ったほうが良いです。

例えば、エクセルでの業務が多い仕事場でエクセルが出来る人を募集したとします。

①未経験です。
②未経験ですが、エクセル操作の資格持っています。
③経験者です。

あなたなら、だれを採用しますか?

②か③ですよね^^

特に小さめの診療所やクリニックは即戦力を求めますから、やはり③経験者が有利です。
③の人に性格的な問題もなく、一人採用なら②の資格合格者は不採用ですね。

ですが、二人採用もしくは、③の人がシフトの条件が合わないなど不採用になれば②の人が採用です。

資格を持っているので基本は分っているだろうし、資格を取る努力を出来る人だという評価も得られますね。

もちろん、面接で①の人がそれ以上の何かをアピールできるのであれば採用される可能性は0ではありません。

医療事務は人気の仕事ですので、本気で医療医務で働こうと思うなら医療事務の資格は取るべきだと思います。

医療事務の資格はあなたの役にたちます!

医療事務資格は役に立つ

未経験者にとって医療事務は初めての世界です。

患者として待合室と診察室にいたくらいでは、全然見えていません。

医療事務の仕事は、はっきり言って初心者には難しいです。
医療系の専門用語に、医療法規や社会保険制度、診療報酬計算の仕組みなど。

たまに、医療事務なんて簡単という意見も見ますが、単なる受付係パソコン入力係になっていませんか?とお聞きしたいです。

今は医療用のコンピューター(医事コン・レセコン)も賢くなっています。
間違えた入力をしようとすればエラーで教えてもくれます。

ですが、パソコンから出た結果が正しいか、間違っているか判断できますか?

「これから医療事務としてずっと働いていきたい。」
と考えているなら、医療事務の基礎を一通り満遍なく学んでいて欲しいと思います。

そのためにも医療事務の資格を目標にして勉強することは、医療事務の仕事においても絶対役に立ちます。
基礎が分かってこそ応用もききます。

前置きが長くなりましたが、初心者・未経験者が狙いたい資格をご紹介します。

初心者・未経験者が狙いたい資格

医療事務資格の中には一部地域でしか試験会場を設けていないものもありますので、全国的に受験可能なものから選んでいます。

医療事務技能審査試験

正式名称 医療事務技能審査試験
試験概要 医療事務業務に従事する者の有する知識および技能の程度を審査し、証明することにより、医療事務職の職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的とする。
受験資格 問わない
試験日程 年12回(毎月)
試験会場 各都道府県内の公共施設等
試験内容 実技I:患者接遇/筆記(記述式)/2問/50分
学科:医療事務知識/筆記(択一式)/25問/60分
実技II:診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検/4問/70分
合格率 約60%
主催団体 一般財団法人日本医療教育財団
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2-2-10
TEL:03-3294-6624(代) FAX:03-3294-1787
http://www.jme.or.jp/
その他 合格者には「メディカルクラーク」の称号付与

医科2級医療事務実務能力認定試験

正式名称 医科2級医療事務実務能力認定試験
試験概要 診療報酬明細書作成技能を含む診療報酬に関する知識、医療関連法規に関する知識を客観的に判断する。
受験資格 問わない
試験日程 年3回(3月、6月、11月)
試験会場 全国の主催団体認定機関(専門学校等)
試験内容 学科問題
 医療関連法規に関する知識:10問
 診療報酬請求に関する知識:10問
実技問題
 診療報酬明細書作成:2問
 ※外来1問・入院1問
合格率 60~80%
主催団体 全国医療福祉教育協会
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-8-10オークラヤビル4F
TEL:03-5925-6548
http://iryou-shikaku.jp/
その他 試験内容に接遇マナーが含まれていないため、同協会の「2級医療秘書実務能力認定試験」の同時受験がおすすめ。
接遇マナーの他、電話対応、クレーム対応、個人情報の取扱いについても問われる。

医療事務検定試験

正式名称 医療事務検定試験
試験概要 医療事務全般の基本的な知識と技術を審査。 医療保険制度の知識から、医療事務の実践的なスキルである医療費算定の知識を問います。
受験資格 医療事務の基本的な算定知識を有する方であればどなたでも可(課題提出要)
試験日程 毎月第4日曜日
試験会場 全国各地
再試(2回目以降)は自宅受験
試験内容 【学科】正誤問題 20問、文章問題 5問(穴埋め形式)
【実技】会計欄作成 計2問(外来、入院各1問)
合格率 80%以上
主催団体 株式会社 日本教育クリエイト 日本医療事務協会
〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト7F
TEL:03-5909-1508
その他 試験内容にレセプト作成やレセプト点検が含まれない比較的簡単な試験です。(実技は会計欄の作成)

まとめ

医療事務の資格試験は多岐にわたり、基本全般の知識を問われる試験のみでも多数あります。

レセプトについては、医療事務の仕事のメインとなる専門知識ですから、せっかく資格を目指して勉強されるなら是非一緒に学んでほしい部分です。

ですが、未経験の初心者が就職してすぐにレセプトに携われる医療機関は少ないでしょうから、まずはレセプト以外の知識を習得して資格を取得し、就職後にステップアップのためにレセプトをゆっくり勉強していくのもありでしょう。

最初にもお伝えしましたが、今は医事コンも機能が大幅に強化されレセプト自体を理解していなくても、慣れればそれなりにこなすことができます。

ですが、レセプト一つとっても包括医療費支払い制度(DPC)など医療事務の知識は奥が深いです。

将来的な安定も考えて医療事務を目指すのならしっかりと理解してスペシャリストを目指してみてはいかがですか。

医療事務になるためにどの資格を狙えばいいの?どの学校が良いの?おすすめを一つ教えて欲しい^^!という人は知識0(資格無し)・未経験から医療事務を目指すならを参考にされても良いでしょう。